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KH アセットのToday's Summary

KH アセット
  • 2021年12月30日 12:44

    29日の米国株市場はNASDAQ指数は小幅に続落したものの、NYダウ・S&P500は過去最高値を更新しました。米国ではオミクロン株感染者数は増加していますが、感染者の隔離期間の短縮方針が示され、行動制限への懸念が後退し、経済成長には大きく影響しないとの見方が広まった模様です。12月はFRBの金融政策正常化への姿勢が示されたことやオミクロン株の拡大に加え、損益調整のための取引から荒い動きとなりました。テーパリングについては概ね織り込まれていると思われますし、オミクロン株も重篤化のリスクは低いことやワクチンの3回目の接種や経口薬が有効であることも示されており、マーケットへの大きな下押し要因とはならないと思われます。損益調整のための売りも年内で終了となります。2022年はFRBの金融政策正常化の早期化や米中対立などの懸念事項はありますが、さしあたり1月は新年度入りで新規資金流入による1月効果が期待できるのではないでしょうか。

  • 2021年12月10日 12:55

    12月9日の米国主要3指数はそろって反落となりました。オミクロン株については、まだ全容は明らかになっていませんが、重篤化のリスクは低いことやワクチンの3回目の接種が有効など、徐々に解明されてきており、当初の過度なパニック状態は解消されつつあり、マーケットにも反映されてきています。残る懸念事項は米国の金融政策の行方ですが、14,15日に開催されるFOMCが注目されます。パウエル議長の先日の議会証言でのタカ派の発言により、緩和縮小のペースが速まるとの見方からハイテク銘柄が不安定な動きとなっています。FOMCの内容により、また荒い動きとなることも想定されますが、2015年から2018年に行われた9回の利上げ局面では金利が上昇する中でも株価は上昇しました。パウエル議長はこのケースを参考に対応されるものと思われます。FOMCまではなかなか動きにくい状況ですが、好業績の銘柄には打診買いを入れてもいい頃合いではないでしょうか。

  • 2021年11月26日 11:21

    11月25日の米国株市場は感謝祭のため休場でした。パウエルFRB議長の再任をきっかけとした金利上昇再加速がマーケットの関心事となり荒い展開となっています。パウエル氏より、金融引き締めに対して消極的と見られているブレイナード理事の氏名も予想されていましたが、副議長への昇格となりました。このことも金利上昇の一因となっているようです。ただ、パウエル氏はブレイナード氏よりはハト派ではないと目されていますが、金融政策の継続性を考えれば再任で良かったのではないかと思います。テーパリングを行う中で別の議長が任命される方がマーケットに与えるインパクトは大きくなっていたかもしれません。今年の春と秋の金利の急上昇した局面ではNASDAQ指数は調整を余儀なくされましたが、緩やかな上昇では大きな調整もなく推移してきました。テーパリングからの利上げの流れは避けられませんが、市場との対話について定評があるパウエル氏の手腕に期待したいところです。

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